三国志〜趙雲伝がなんかおもしろい
毎週末WOWOWで二話ずつ放送している中国歴史ドラマ「三国志〜趙雲伝〜」がなんか癖になる。
http://www.wowow.co.jp/detail/110253
基本の話は三国志の趙雲が修業の末に後々立派な武将になるまで……の話らしいんだけど、とにかく恋愛エピソードに気合が入りすぎ。
ラブシーンのBGMは泣きのエレキギター。
ちなみに修業時のBGMはメロディアスな男性ボーカル。
逆じゃね?
趙雲、字は子龍(ツーロン)と太守の娘の軽衣(チーイー)が修業の傍ら概ねいちゃいちゃしてて、子龍の周りの美人は大抵子龍が好き、軽衣は人格者でイケメンの婚約者はほったらかして子龍を追いかけ回してて、困ると子龍が助けに来る、子龍が困ると軽衣か、「軽衣のためなら!」って地位も権力もある婚約者の高将軍が助けに来る、みたいなのの繰り返し。
エンドレスでどっちかか誰かしらが山賊とかとにかく悪巧みをする悪者に捕まってて、
「助けに行かねば!危険だからわたし一人で行く!」
いやみんなで行きなよ危ないから!
「しまった捕まった……」
そらそうだよ一人でくるんだもん!
「子龍(または軽衣)助けに来たぞ!」
最初からみんなで来いや!
の繰り返し。
総制作費40億円かけてつくるドラマなのか!?
おもしろいけど!
おもしろいんだけど!
アクションシーンはワイヤーで飛びまくり、無駄に回転、素早い動きは早送りで対応。
雑魚は刀一本で4、5人倒すのが基本。
男女とも腕が立つ設定の人は釣られまくり回りまくり。
服は汚れない。(たまに真っ赤っかの血まみれになる)
春のシーンでは枯山にあからさまに造花の桜を刺しまくり、
夏のシーンでは荒涼とした山ん中にプラスチック感溢れる草花を立てまくり、
秋のシーンでは商店街で見かける赤と黄色鮮やかな銀杏や楓が散りまくり、
冬のシーンでは発泡スチロールの雪が出演者に絡みまくる。
そして春夏のシーンでも出演者の吐息が真っ白な時は真っ白。
寒そう……
製作費はひょっとしてほとんど人件費なのだろうか。
悪い奴は悪そうな顔、いい奴はイケメン、劉備玄徳はもちろんイケメン。
しかし董卓派でも人気が高い温侯は超優男。
イケメンにはもれなく美女との惚れた腫れたが付いてくる。
ドラマ性に気合が入りすぎている……
私見ではヒーローヒロインより幼なじみの兄妹のがかっこいいしかわいいしのに、扱いは三枚目。
「なんて美人だ……」と言われてる貴人の脇に控えてる侍女のが美人だったり、謎のキャスティングが多い。
美人があからさまな付けひげにマスカラバッチリで山賊に紛れてても全然気づかれないし!
そういえば幼なじみ兄の方は、隼人くんに似ている(だからつい見ちゃうのか……)
来週が楽しみー