#ミュシャ展
ミュシャ好きで誘ってくれる友人には感謝しつつ、
新国立美術館のついったで混雑状況を見ては憂鬱になりつつ、
スラブ叙事詩のためにがんばって出かける。
・きれいなポスター書いた人、みたいに思いがちだけど、ミュシャ、志の高い立派は芸術家だった
・なかなか五十代で民族自立に目覚めて超大作ばんばん描けるものではあるまい
・アルフォンス・マリア・ミュシャという名前で女性だと思ってたのは今のところ私だけ
・ついでにミナ・ペルホネンは北欧のブランドとだと思ってたら日本の人じゃん!
・新国立美術館の地下のSFTはいつもとてもおされ
・スラブ叙事詩はどうした
9時半にすでに入場待機行列。
しかし草間弥生のほうはもっとえげつない行列だった。
会場入り口、原寸大タペストリ。
多分私の部屋よりでかい。
撮影可のお部屋もあり。
1枚目の、スラブ叙事詩と言えばこれ、という例の悲愴な眼差しの人が描かれている絵。
あれで完全に同行者を忘れてふらふらする。
絵が!
でかい!
(そうじゃない)
タイトルとか説明書きとかもう図録買えばいいや!と思ってなにも読まずに見てたけど、なんだかわからないけど胸に沁みた。
しかも一点は未完成だったらしい。
えっどこがですか。遠くから見ても近くから見ても、書き込みすごくてえらいことになってたじゃないですか。
普段は気になる絵はじーっと見て、あまり惹かれない絵はすーっと素通りして、人と閲覧ペースが合わないけれども、今回は一点一点ちゃんと見た。
疲れた。
もともと一点一点じっくり見る派の同行お二人はさらにくたびれ果ててた。
会場内に「スラブ叙事詩のお部屋に戻りたい人はここ通ってっていいですよ」みたいな抜け道を設けてあって、思わずぐるぐるスラブ叙事詩のお部屋に行きつ戻りつしてしまった。
チェコまで見にいけないもんな〜
しかしどうやって持ってきたんだあれらの壁。
そもそもどうやって描いたんだあのでっかい絵。
ジスモンダとかもう何回見たんだって辛い見たけどやはり美麗。
私の好きなベストスリー、ビザンチン風の二人と、「黄道十二宮」が並んで飾られてね、幸せになる。
図録も絵葉書もいっぱい持ってるけど、本物は美しいなあ。
なんだ私のためですか!
と勝手に思ってここにもぐるぐる行きつ戻りつした。
プラハ市庁舎の壁を飾る人たちは初めて見た気がする。眼帯の人素敵だった……。
他の人たちも。
あんなイケメンぞろいのスマホゲームとかあったら間違いなく課金しまくってガチャしまくる(低俗かつ卑近な感想)。
ポスター
あの重い内容より、よく知られてる明るいミュシャを思わせる明るい色合い。
私も驚いた。
ああ目の保養したー
やはりいつか、プラハには行かねばならぬ。