寝坊
いつも5時に起きている。
正確には4時59分からお猫様が「ユー寝てる場合じゃないんじゃない? わたしたちおなか空いてるのわからない? わからないなら身をもって悟るがいいわ!」とワイルドに起こしてくれるので、まだ日ものぼらない二月の朝5時にもそもそ布団から出て行く。
今日はなんだかとにかく眠くて、お猫様も「ユー眠いなら寝ればいいんじゃない? むしろそこちょっと詰めてくれる? わたしも寝るから」
みたいな雰囲気になって、1時間の寝坊。
とはいえ出勤時間には十分に間に合う。
久しぶりになんだか明るい道を駅まで歩いていると、雨、ゆるゆると降り出す。
え?
曇りのち晴れの予報でしたよね?
むしろ朝日がさんさんと輝いてましたよね?
空が明るいまま雨は強く降り続け、電車に乗っても次の駅に着いても降り続いている。
びしょぬれ。
二つ目の駅でようやく雨は上がり、朝日なにごともなかったように、さんさんとさす。
びしょぬれなのはわたしだけ。
いつもの時間に起きて、いつもの電車に乗っていればあわなかった通り雨か。
早起きは三文の得ってやつか!
目覚まし機能を放棄したお猫様は、まだたたんだ布団の上でぬくぬくしているはず。
彼ら彼女らが悪いわけでは!
ないんだけど!
なぜ今日に限って!
やり場のないやるせなさとともに1日を始める。
感想)ドラマ「SUITS」
登場人物は主に弁護士、舞台はNYの大手法律事務所、しかし法廷シーンはほぼ出てこないスタイリッシュ・サクセスストーリー(何それ)!
それが「SUITS」。
何で1,2を流し見して放置してたあと、一気にシーズン5まで見てしまったのか。
なぜって絵面が抜群に美しいからです!
着飾った美男美女!
NYの摩天楼!
生活観のないおされなお部屋とインテリア!
やたらうまそうな道で売ってるプレッツェルとかホットドッグ!
頭空っぽで夢を詰め込める素晴らしいドラマ。
いいかげん録画ためこんでたHDDを整理しようと思っただけなのに、思いのほかがっつり見てしまった。
WOWOWで見る場合は、おおむね吹替で見てから字幕で見る。
字幕は次週回の直前深夜に放送されていることが多いので、復習に。
(暇な上に前の週の内容を忘れている)
(そして連ドラ予約しているから後で見よう、となってHDDの残量が減っていく)
吹替は台詞の情報量が多いし、美声の方が多いし、字幕はちょっとした言い回しにおお!っとなったり、吹替でどう訳されてたか先に聞いてると「うまく訳してるな~」と感心できて二度楽しい。
(そして連ドラ予約しているから後でもう一回見よう、となってHDDの残量が減っていく)
キャッチで「NYの大手法律事務所の敏腕弁護士」と自分で言っちゃってるハーヴィー(の声の人)のスタイリッシュな一言、恋も仕事も「自分の力でつかみとれ」「予定通りじゃつまらない」的なアレが、もうスタイリッシュを逆手にとって笑いを取りに来ているとしか思えない(という見方が正しいかどうかはわからない)。
キャストが交代でボケてツッコむ次回予告がとてもかわいらしい。
法律とか正義とかより恋友情義理人情出世駆引がメインで、気楽に見られる割に伏線(都合のいい展開)目白押し、荒唐無稽な設定の力技満載、でとにかく飽きない。
気の利いた英語の言い回しと、ちょいちょい映画好きアピールのコネタをはさんできてニヤニヤする。
シーズン5で法廷シーンが増えてきて本当に驚いた。弁護士ものっぽい!
ついでに若かったマイクがどんどん老けて、いや貫禄が出てきて、驚いた。
でこ、広がりすぎじゃね?
最近レイチェル役のメーガン・マークルが話題になってましたね。美しくてスタイルもよくて頭もよくて気高い恋人がいるなんて素晴らしい。
というより出てくる俳優さんみんな美しくスタイルもよく頭もよく(見える)、ああほんと目の保養~、と思う中、一番好きなキャラクターはルイス・リット。
後輩いじめと観劇が趣味で猫好きのルイス・リット。
一度見たら忘れない顔とスタイル、無駄にいい声。
吹替はまた雰囲気が違ってまたとても素晴らしいコメディアンぶり。
そしてどう考えても演じているリック・ホフマンさんはいい人に違いない。
キャストインタビューでいじられすぎているか、ボケて失笑を買っている。
ついでにドナ役のサラ・ラファティさんは相当つっこみ上手。
キャストとスタッフの仲よさげな感じと、ドラマに対する愛を感じる目の保養ドラマ。
このスタイリッシュで荒唐無稽な設定で、長いこと続くんかいなーと思いつつ、できるだけ続いて欲しいものです。
何しろむちゃくちゃな設定と波乱の展開づくしでシーズン5まで見たから、だから、どう丸くおさめてくるのかとっても楽しみだ!
WOWOWで今年新シーズン放送予定!楽しみ!
しかし!かっこいいジェシカ役のジーナ・トーレスが最新シーズンで降板決まってるらしいのが残念。
公式サイトが充実してて嬉しいです。
SUITS が「スーツ」と「訴訟」のダブルミーニングだったことに今気づいた!
チョコレート依存(幸せ)
バレンタインの季節になると、まちもテレビもチョコレート三昧になり、もともと大好きなものだから完全に流されて日々チョコレートを食べ、日々チョコレートに散財する。
貧血人間はカフェイン控えめに生きねば、とコーヒーも紅茶も一日一杯程度に控えてはいるものの(飲みすぎると頭痛がして肩こりから腰痛へと進行し、最終的に足がつる)、チョコレートは!衝動が起こると耐えられない。
百貨店の高級チョコレート一粒200円でも量販店の袋入りでも板チョコでも、何でもいい!
手に入るチョコレートならば。
それがチョコレートであるならば。
カカオ72%くらいのを大人らしく食べたい気もしないでもないけれども、甘い!とける!この世の夢のようなチョコレートがとにかく食べたい。
なんなら口の中に常にチョコレートが入っている状態をキープしたい。
しかし悲しいかなチョコレートはすぐに溶ける。
お口でも手でもしかるべき温度と時間ですぐ溶ける。
だから急いで次から次へと食べねばならない。
クリスマスデザインのキスチョコが季節はずれの柄ただそれだけのために悪魔的に安く売っていて、迷わず買って仕事場の引き出し一つキスチョコでいっぱいにして、暇さえあれば引き出しを開けて食べてしまうので、さすがに、と思い引き出しに鍵を掛ける。
しかし自分でかけた鍵は自分で容易に開けられる。
鍵を開けるのももどかしい。
引き出しを開けるのももどかしい。
なんなら銀紙を剥くのももどかしい。
もうつかめるだけつかんで口の中に入れて、あとから銀紙だけ取り出したい。
とりつかれている。太る。
とはいえ例年のことなので、まちやテレビがバレンタインじゃチョコレートじゃ言わなくなれば、この病は治まる。
ので、本能にあらがうのをやめて、チョコレートに耽溺する。
頭痛と鼻血が出るまでは。
さすがにそこまで行くと完全に治まる。
そしてホワイトデーのあたりに再発する。
三日坊主どころか
二日目にして寝てしまい、三日目は書くのも忘れていたという……。
継続できないから力にならない。
ただでさえ憂鬱な月曜日、ようやく一日が終わり、さてと帰るべと思ったら電車が人身事故で止まってしまった。
駅に着いた途端に人身事故のアナウンスが流れた悲しみ。
明日は始発で出ないといけないのに、早寝どころかそもそも帰れないって!
しかし、どうせ時間があるならといつも行列で敬遠していたラーメン屋さんになど並んでみる。
同じことを考えた人たちで行列伸びる伸びる。
しかし割と並ばずに濃厚味玉つけ麺にたどり着く。
ありがたやありがたや。
美味しくいただくうちに、運転再開見込みの時間のアナウンスが流れる。
まだしばらく先ではあるが、おなかいっぱいならば、いつかは動くならば、耐えられないこともない。
行列15分、特製味玉つけ麺にお会いするまで10分、食べるのは7分……。
ディズニーランド以外の行列と待機時間は耐えられない、せっかち早食い体質。
ピアスの穴
日々の備忘録として毎日5分何かを書こうという試み1日目。
平熱5度くらいの不健康な身としては大概7度前後が3日4日も続くと体がつらい。
かかりつけ医に「日ごろ体温が低いのに7度もあってのどもまっかっかであるから」と鼻に綿棒をつっこまれるも、インフルエンザは陰性。
なぜインフルエンザ検査のときは目をつぶってはいけないのだろうか。
頭はぼんやりしているし、間接は痛いし、仕事にならん。
しかしがんばって出勤しても無表情も手伝ってただの機嫌が悪い人でしかない。
具合が!悪いの!誰か!助けて!
と世界の片隅で叫んでみても誰も助けてくれないと知っている午後6時。
誰かが助けてくれる人は、日ごろ誰かを助けてあげている人。
情けは人のためならず。
急ぎの仕事がないときはきちんと休んで家で寝ているのが一番。
しかしだるくて仕事はできなくても、海外ドラマの録画ストックを消化したり、猫と遊んだり、編み物してみたり(そして間違えて盛大にほどいてみたり、ほどいた毛糸に猫がからまってみたり)するのは全然支障がないため、家族にはさぼりにしか見られない。
具合が!悪いの!誰か!助けて!
ソファベッドでごろごろして家事をさぼっている中年に世間の目は冷たい。
一番悪いのは何があっても食欲が衰えないことで、どんなに具合が悪くてもごはんはお代わりできるし、ラーメンもカレーも飲み物。
誰かの同情を受けるに値しない。
食って寝れば治る!
唯一熱(世間的には微熱)が出て困るのは、ピアスの穴がやたら腫れあがる上に、なんかじゅくじゅくしてしまうことだ。
そこか。そこだけか体調不良ポイント。
左右4つのピアスの穴は一斉にじゅくじゅくすると気分が重い。なんか出てきてるし。
早く治そう、そして素敵なピアスをまたつけよう。